2009年09月16日

短歌的日乗「11番目の素数」第3回

そんなわけで辻井竜一歌集「ゆっくり、ゆっくり、歩いてきたはずだったのにね」を拝読いたしました。

「夜はぷちぷちケータイ短歌」で一躍その名前を世に知らしめた辻井さんであります。ご本人のプロフィールやら短歌サミットのコラムやらでパンクロッカーであることを表明されておりますが、意外にもその短歌はきっちり57577のリズムを守っていますし、内容的に(いや、裏に深い含意があるとしても)「」(寝てるときにみるやつじゃない方の)を詠った或る意味非常に前向きなものが多いですねえ。

でもパンクスって自分以外のすべての人間の予想(あるいは理解)を裏切るところにその真骨頂があるのではないか、とワタクシ思いますので、これはパンクスとしては正しい歌集なんだと思います。なんて理解をしめしたら途端に短歌やめちゃうかもしれませんね。

総務課の田中は次の一目惚れまでお休みをいただいてます 辻井竜一
いつの間に出来たんだろう新しいラストシーンが駅前にある
翌朝の後悔なんてまやかしだ今の僕だけ常に正しい
お別れに君に贈った花の名を忘れた頃にまた会いましょう
もう二度と会わないなんて決めたっけまあその件はまたの機会に
posted by やましろひでゆき at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。