2008年11月16日

題詠blogマラソン2008感想022:低

TB251まで。

たちつぼすみれ (花・鳥・風・月)
木漏れ日をあまねく吸ひて下草は低きところに棲む術を持つ

「あまねく吸ひて」というところがいいですねえ。

柚木 良(舌のうえには答えがでてる)
外角の低めを広くとるひとも産まれたときは祝福された

このニッチな視点が素晴らしい。

川瀬菜穂 (あしたのわたしは)
テンションが低い日はダメだよねって だったらいつだったらいいのよ

後半のリズムの綱渡り感とかビリビリきます。この不安定な感じ。

村上きわみ(北緯43度)
低温で保存しましょうよいこからこぼれた水はきっとよい水

皮肉なのか牧歌的なのか、その見極めが難しいところが魅力的です。

haruko(森のぬくもり)
高ければ背伸びをするし、低ければ、かがめばいいから問題ない

いかようにもとれる歌ですね。その懐の深さが素敵。

低空飛行、低血圧、背が(鼻が)低い、低音というのが多かったのは当然かもしれません。歌の世界が思ったほど幅広くならなかったような気がするのは、やはりお題のイメージでしょうか。
posted by やましろひでゆき at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌鑑賞(題詠blog2008) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

題詠blogマラソン2008感想021:サッカー

TB262まで。すでに競技は終了しているので、このお題以降はこの数字を越えることはないのでしょう。

滝音 (みそひともじの味噌スープ)
足だけの不自由な競技人気ありココロのさまとふと似るサッカー

前半の視点が面白かったのでした。

haruko (森のぬくもり)
チャンネルをあらそうことなくきみとただサッカーをみる(しろくろのあれ)

最後のカッコ内の言葉のつなげかたですねえ、面白いなあ。

しろうずいずみ (花と石ころ)
サッカーのボールでいたい あなたから追いかけられて蹴られてもまだ

ほっておかれる、というのではないのが新鮮でした。まあ傷つけられる、ということなんでしょうが。

水風抱月 (朧月夜に風の吹く。)
小さくも守るに広きサッカーのゴールのようなわたくしの傷

こういう風な喩えを最後でわからせるところが素敵。

伊藤なつと (やわらかいと納豆2008)
サッカーの静岡予選を勝ち抜いてここまできました 泊めて下さい

ああ、この着地点は思いつかなかった……!

サッカーは本当に難しかったですねえ。ほとんどがスポーツとしてのサッカー、布地の種類、あとは英語でいう罵倒言葉「コックサッカー」ですか。むむむ。
posted by やましろひでゆき at 18:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 短歌鑑賞(題詠blog2008) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。